父と私の地図
愛する皆さま、
今日も当ブログにおこし頂き、
ありがとうございます。
この数日、千葉県は気温が
下がって雨が降り、秋が急速に
深まっています。
さて、前回は、49回目の結婚
記念日の実家での出来事をお伝え
しました。
FBでシェアする際、記事を要約
する言葉として、
｢地図は領土ではない｣
が浮かんできました。
この言葉は、NLPを学んだ最初
に大事な概念だよ～って言われて
たけど、
｢自分なりにこういう事。｣って、
ピンときてなかったのです。
弟の車を買ったと言う、１つの
行動に、父母と私それぞれの解釈、
感情、類推(過去の弟の行動)を絡め
4者4様の地図によって、動いて
いる。と、客観的な私の目は、
別日に全体領土を見てました。
そんな視点でみた時に、
(見方が変わった時に、
私の地図の見方が変わったら、
感情や感じ方、評価。)
父の生きざまや、表現に
腑に落ちるものがありました。
また～っ。
千葉さんたらすぐ、障害に結び
つけようとして～。
いえね、父が80になったいま、
その診断を得ようとか、そんな
事ではないんですね。
小5(昭和20年代)で、頭(脳)の
大手術して生死の境をさ迷って
ます。
脳梗塞や脳腫瘍、交通事故後に
高次脳機能障害が注目される
ようになったの、ここ20年位
ですよね。
表面的には、軽度だと見落とされ
たり日常生活にある状況だと、
そんなに支障がない。
父の場合は、ある期間までは、
理系の研究職で、関わる人や
仕事が限定されて、家庭の事は、
母が全部やっていたから、
うまく回っていたのですね。
(アルコール依存はあったけど)
ある意味、アルコールを飲む。
急に体が動かなくなることを
知っていたと
言う事で、免許を取得しないと
決めていたのは、素晴らしい
です。
なぜに、高次脳機能障害が頭を
よぎったかと言えば、父の
学生時代のエピソードを
おもい出したから。
空手中に、急に身体が動かなく
なってしまったのだと。
その時以来、
｢いつまた同じ事が
おき、死ぬかもしれないと
思うようになった。｣
と言ってました。
また、私が中学位の時ですかね。
鶏肉で料理をしたのですが、
｢何の魚で作ったの？｣と
聞かれたことがありました。
ご飯をたくのに、当時米びつを
使っていて２合のボタンを押し、
炊飯器の2の線に合わせる。
がわからず、べしゃべしゃご飯
が炊けてました。
当時、なんと言ってたかおもい
出したのは、
｢1号は150cc(?)だから2号は
3の線だろう｣と言ってたような。
なぜかボタンの下に書いてある、
容量に注目してんですよね。
レンジの温めとかも、重さに
関係なく温めを押すので真っ黒。
出きるようになるまで1年位
かかってました。
その状態に付き合ってきたの
私だったんですね。
母は、理系で大卒の父が、
こんな簡単な事ができないのが
理解できないのと、日頃自分が
父に言われている事もあり、
許せないんですね。
何で父が、ご飯をたく事に
なったのかは覚えてなく。
母が具合悪かったか、私も
部活で遅かったか。
(炊飯器でご飯たく位は、
社会人になってから家の事
してこなかった私でも小学
高学年位からしてたので)
｢お父さん、2号のボタン押したら、
=2の線だよ。｣｢変換はしないよ｣
(私は硬めのご飯が好き)
あら、わりとタイプ(理系)に
あわせて説明してるじゃない
ですか。
ちなみに母はV。父はK。
私はK。内輪ネタ?でm(_ _)m。
そうこう、エピソードをおもい
浮かべると合点がいき、
高次脳機能障害だと理解出きる。
怒ったり傷ついたりする事でなく。
（理解できる下地を持っていながら
自分の家族は考えが至らないって、
やっぱ外に目が向く特性
でているんですね(^_-)-☆）
むしろ、そんな大変な状態で、
いろんな軋轢や問題は表面化
したけど、すごいな、
ありがたいなって、心底
感じました。そして、涙が
出てきました。
こう感じると、
見えない障害と言う精神障害に、
人と関わる仕事の一番最初の
専門職を選んだこと、必然
だったのですね。
(当時２週間の実習でも、
それでも依存症の治療機関は
苦しくて大変でした。)
秋深まり、私の内観が進んだ
１日でした。
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
地図が変わるという事は、
自分の全てが変わる事ですね。
父に対する、こだわりも、
軋轢も少しずつ減ってきました。
改めて、父母が出逢い、
私が生まれた事に感謝がわいて
きます。
目に見えない事に、携わる。
その人にペースをあわせて、
やり方を変えて、じっくり
関わる。
自分で気がつがないうちに、
しっかり関わってきたんですね。
内観深まる、秋深し。
